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04 2018

【小谷田(こやた)の瓦】築100年の日本家屋に葺いてあった瓦のお話

築100年の日本家屋のリノベーション

改修の調査のために上がった屋根の上で、「小谷田(こやた)」の印の入った棟瓦を発見。

小谷田とは、埼玉入間市にある地名です。


入間市小谷田(こやた)の霞川沿いは、古くから良質の粘土が取れ、瓦づくりが盛んでした。

川越の蔵造りの建物や、所沢の寺社や商家など近郊の街でも、多く使われていた小谷田の瓦。

この家の瓦もそうだとわかって、なんだか当時の職人さんの息づかいが身近に感じられたような気がしました。


また、小屋裏で偶然に見つけた棟札(むなふだ)には、

この建物が、大正9年に建てられて、昭和13年に瓦の葺き替えをしたことが書いてありました。

大工さんの痕跡も残っています。

その棟札によって、曖昧だった築年数もわかり

築98年で、関東大震災を経験した建物だということがわかりました・・・。

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埼玉家づくり入間市瓦の屋根

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