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【深谷の街に区画整理は必要か?ホントにブラブラできるのか?】

専門家のための歴史的建造物の保全・活用専門家(ヘリテージマネージャー)の養成講座のお話の続きです。

第一回目の講座は深谷市。
午前中は深谷商業高校記念館(二層楼)で座学、午後は深谷の街で建物見学へ。

深谷は、中山道の宿場町。
渋沢栄一さんがつくった日本煉瓦製造会社が有名ですが、
その中山道の周辺に、今もレンガを使った建物がたくさん残っています・・・。

埼玉県の「歴史のみち景観モデル地区」にも指定されているようで、
住民の方々や地元のNPOの皆さんが協力して、
旧街道や旧宿場町などに埋もれている歴史的建物の保全・活用や、
「レトロモダンな深谷宿のまち歩き」など、いろいろな形でまちづくりに尽力されています。

また、それとは対照的に問題もあるようです。

あと数年で、旧中山道のど真ん中に、新しい道が貫通する区画整理が決まっているらしいのです。
区画整理というと、高度成長期の40〜50年前に計画された都市計画がそのまま残っていて、
現在もその縛りをうけて困っている自治体は多いですが、
深谷市の場合は平成10年に決定した比較的新しい都市計画のようです。

なぜでしょう・・・?
既存の道は決して広くはないですが、消火活動や交通の面では十分な気もします。

財源としては、国から「社会資本整備総合交付金」という名の補助金が入るようです・・・。
この「社会資本整備総合交付金」という補助金、本来、地方自治体にとって、
自由度が高く、総合的な財源として活用できるようですが、
このような区画整理事業を求めていたのは地元の方だったのでしょうか・・・?

計画の整備目標は「対象地域内の回遊性を高め、賑わいの想像および、活性化を図る。」ということのようですが、
わざわさ歴史の痕跡を破壊して、まっすぐで広い道路を通しても、その目的が達成できるか疑問が残ります。

古い建物を残しても、建物の老朽化、耐震や維持管理、所有者の問題、活用法など、
様々な難題があると思いますが、せっかくの歴史遺産が跡形もなく消えて行くのはずいぶん寂しい気がします。

まっすぐで、単に広いだけでは、街を訪れる人たちや、タモリさんもブラブラできないですよね。

この文章は、地権者、地元の方々の利益やご希望のことは詳しくはわからないまま書いています。
間違っていたらすいません。

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