21
2017
【限られたスペースを有効に使う ①】設計事務所の家づくり
- CATEGORY計画についてあれこれ
- COMMENT0
机上の床面積と実際の空間で感じる床面積とでは、ずいぶん印象が違うものです・・・。
人間は、広さ感覚を空間の容量(体積)で感じるみたいなので、
壁の一辺が長かったり、天井が高かったり(そういう意味で吹き抜けは有効です)すると、
より広く感じるようです。
同じ面積でも、窓が大きくて、外の風景が見えるほうが部屋に広がりを感じますよね・・・。
ある意味、「錯覚」とも言えますが、コンパクトな住宅では、
このような知覚の錯覚要素を上手に使って、平面計画していくことも大事になってきます。
写真は、2階リビングの住宅。
リビングをより広く感じるために、階段スペースも室内に取り込んであります。
空間自体に広がりができますので、部屋の圧迫感も少なくなるかもしれません。
ただ、階段部分を取り込む上で、気をつけるポイントに、「熱」の移動があります。
冬の暖気が上に登ってしまったり、夏の冷房が階下に降りてしまったりと・・・、
室内の快適性を損なう恐れがあるからです。
単純に考えれば、建具で開閉したり、ロールカーテンで塞ぐなどで、
熱の移動を遮れば良さそうですが、せっかくリビングと一体にした意味合いも薄まってしまいます。
より良い解決策として、家全体の断熱性能を上げることがあります。
断熱性能があがると、上下階の温度差が劇的に少なくなりますので、
室内の快適性は保たれます。
この断熱性の違いは体感できるくらいの違いなんです・・・。
ですから、経験上できれば断熱材には、お金をかけたほうがいいと思います。
家自体が、魔法瓶になったようなイメージをしてもらうとわかりやすいかもしれません。
もちろん、一年中、魔法瓶なのはイヤなので・・・、
灼熱の真夏、極寒の真冬以外は、窓を開け放って、気持ちのいい風の通り抜ける家が理想です・・・。




この家の紹介ページはこちら
独楽蔵ホームページは、こちら
facebook(長崎昭人)は、こちら
人間は、広さ感覚を空間の容量(体積)で感じるみたいなので、
壁の一辺が長かったり、天井が高かったり(そういう意味で吹き抜けは有効です)すると、
より広く感じるようです。
同じ面積でも、窓が大きくて、外の風景が見えるほうが部屋に広がりを感じますよね・・・。
ある意味、「錯覚」とも言えますが、コンパクトな住宅では、
このような知覚の錯覚要素を上手に使って、平面計画していくことも大事になってきます。
写真は、2階リビングの住宅。
リビングをより広く感じるために、階段スペースも室内に取り込んであります。
空間自体に広がりができますので、部屋の圧迫感も少なくなるかもしれません。
ただ、階段部分を取り込む上で、気をつけるポイントに、「熱」の移動があります。
冬の暖気が上に登ってしまったり、夏の冷房が階下に降りてしまったりと・・・、
室内の快適性を損なう恐れがあるからです。
単純に考えれば、建具で開閉したり、ロールカーテンで塞ぐなどで、
熱の移動を遮れば良さそうですが、せっかくリビングと一体にした意味合いも薄まってしまいます。
より良い解決策として、家全体の断熱性能を上げることがあります。
断熱性能があがると、上下階の温度差が劇的に少なくなりますので、
室内の快適性は保たれます。
この断熱性の違いは体感できるくらいの違いなんです・・・。
ですから、経験上できれば断熱材には、お金をかけたほうがいいと思います。
家自体が、魔法瓶になったようなイメージをしてもらうとわかりやすいかもしれません。
もちろん、一年中、魔法瓶なのはイヤなので・・・、
灼熱の真夏、極寒の真冬以外は、窓を開け放って、気持ちのいい風の通り抜ける家が理想です・・・。




この家の紹介ページはこちら
独楽蔵ホームページは、こちら
facebook(長崎昭人)は、こちら