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11 2017

【丁寧な仕事の積み重ね:ガルバニウム鋼板の現場加工】 埼玉の設計事務所の家づくり

住宅の現場:外壁の入り隅(いりすみ)部分の写真です。

入り隅とは、壁と壁が交わる窪んだ隅のこと・・・。

入り隅の左側が、ガルバニウム平葺きの外壁で、

右側のベニヤ下地の部分は、これから左官屋さんがモルタルを塗って塗り壁になります。

思いつきのデザインで、変えている訳ではありません。


なぜ、左右で仕上げの素材が違うかというと、右の外壁には、深い屋根(軒)があって、左はないのです。

軒の有無で雨掛かりが違うので、外壁の劣化や汚れ具合が全く違うからです・・・。

ガルバニウム鋼板は、アルミと亜鉛の合金なので、基本的に錆びないですし、耐久性があります。

なにせ、屋根によく使う素材ですから・・・。

下部の基礎コンクリートと外壁の間には、水の浸入を防ぐための「土台水切り」があります。

ちなみにこの「土台水切り」も、ガルバニウムで出来ています。

水色のテープがあって、写真がキレイに見えませんが、

このテープ、傷を防ぐための「養生テープ」ですので、ご勘弁下さい。

入り隅の部分で、外壁の色(素材)が変わるために、

職人さん(板金屋さん)が「土台水切り」もここで、色分けしてして下さっています。

とても、丁寧な仕事です。

いい現場は、このような丁寧な仕事の積み重ねで出来ています。


現場でお施主さんには、こういう部分の気遣いや丁寧さを、なるべく説明するように心がけています。

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